不倫慰謝料

不倫による慰謝料請求については、請求する側、請求された側いずれの立場でも、早急に弁護士に相談することがとても重要です。

そうはいっても、漠然と法律相談に臨んでも、結局肝心な資料や情報がなかったりすれば、弁護士の側としても貴重なお時間をいただいたのにもかかわらず有用なアドバイスができない、ということにもなりかねません。

よって、ここでは請求する側、請求された側にわけて、法律相談の流れを説明しようと思います。

請求する側の場合、そもそも請求をすることができるのか、できる場合には相場としていくらくらいの賠償額になりうるのか、というあたりが相談内容の主になると思います。

よって、相談時に弁護士が聞きたい情報は、

①　請求したい相手方の情報をどれくらい把握しているのか

②　どのような証拠を持っているのか

③　婚姻年数はどれくらいか

④　配偶者と不倫相手はどのような経緯で知り合ったのか

⑤　不倫の関係はどれくらいの期間あるのか

⑥　直接相手方とやり取りをしているか、している場合にはその内容

等々となります。

よって、この辺りの事情については相談前に、すべてではなくても問題ございませんので、わかる範囲で話せるようにしておいていただけると助かります。

特に①②あたりは、請求ができるかどうかに大きくかかわるところになりますので、特にお願いしたいところになります。

請求された側については、よくある請求内容には「〇〇日以内に支払ってください。」「〇〇以内に連絡をしてください。」「そうでなければ訴訟を提起します。」など、時間制限が記載されているものも多いですので、確かに諸々の情報も必要ですが、それよりも、一刻も早く相談の予約を取ることが大事になります。

基本的な法律相談の流れは以下のとおりです。

①　電話やHPから予約を取る

②　電話やweb、面談等で弁護士と相談する。

③　弁護士に依頼することを決意したら、契約をする。

（郵送での契約も可能です。）

④　弁護士が交渉をスタートする。

弁護士を入れるメリットは当然多々ありますが、その一方で、費用が掛かることも事実です。

きちんと納得し契約することが大事ですが、そのために最も重要なものがこの法律相談です。

聞きたい事がすべて聞けるよう、前述のような準備をいただくことは非常に大切といえるでしょう。